南海トラフ地震被害想定県別に紹介!震度や死者数も調査!

おでかけ

南海トラフ地震は、日本列島の南海トラフ沿いで発生が予想される大規模な地震で、被害は甚大なものになるとされています。

2024年8月8日夕方に宮崎県の日向灘を震源とした地震が発生し、最大震度6弱を観測しました。

気象庁は初の「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、巨大地震に注意するよう呼び掛けています。

この地震が発生した場合、各都道府県でどのような影響があるのか、震度や死者数など、被害想定を詳細にまとめました。

日本全体でその影響が及ぶ範囲は広く、津波、高層建物の倒壊、火災など、さまざまな被害が予想されています。

各県別にその被害想定を紹介し、必要な防災対策についても考えていきましょう。

今回は南海トラフ地震被害想定県別に紹介!震度や死者数も調査いたしました!

 

南海トラフ被害想定県別で紹介!

南海トラフ地震は、日本の南海トラフ沿いで発生する可能性がある大規模な地震で、その被害想定は広範囲にわたるとされています。

各都道府県での影響は津波、高層建物の倒壊、火災などさまざまですが、主な影響を中心にまとめます。

また、予想される震度や死者数も紹介していきます。

以下は、都道府県別に整理した最新の被害想定です。

 

南海トラフ被害想定➀静岡県

震度:4
死者数:10900人
津波: 最大で15メートル以上の津波が襲来し、特に静岡市や浜松市の沿岸部で甚大な被害が予想されます。
建物被害: 8万棟以上の建物が全壊または大破する可能性があります。
インフラ被害: 東海道新幹線や高速道路などの主要インフラが大規模な損傷を受ける可能性があります。

 

南海トラフ被害想定②和歌山県

震度:7
死者数:80000人
津波: 10メートル以上の津波が襲来し、沿岸地域で広範囲にわたる浸水被害が予測されます。
建物被害: 3万棟以上の建物が全壊または大破する可能性があります。
避難状況: 高齢者や観光客の避難が課題とされいて、避難計画の見直しが必要とされています。

 

南海トラフ被害想定③高知県

 

震度:7
死者数:49000人
津波: 10メートル以上の津波が襲来し、沿岸部で甚大な被害が予想されます。
建物被害: 10万棟以上の建物が全壊または大破する可能性があります。
人的被害: 多数の死傷者が想定され、特に津波による犠牲者が多いと予測されます。

 

南海トラフ被害想定④三重県

震度:6
死者数:43000人
津波: 沿岸部で10メートル以上の津波が予測され、伊勢市や鳥羽市を中心に大規模な浸水被害が懸念されています。
建物被害: 5万棟以上の建物が全壊または大破する可能性があります。
交通被害: 伊勢志摩地域での道路や鉄道の寸断が想定されていいます。

 

南海トラフ被害想定➄大阪府

震度:6
死者数:7700人
津波: 大阪湾で3~5メートルの津波が予測され、沿岸部で浸水被害が懸念されます。
建物被害: 大阪市内では多数のビルが損壊する可能性があります。
経済被害: 大阪市中心部での被害が大きく、経済的な損失も甚大と予想されています。

 

南海トラフ地震過去に起きた年数は?

南海トラフ地震は100~150年の周期で発生する傾向があります。

直近では、1946年12月21日に発生しています。

特徴は、マグニチュード8以上の巨大地震が多く、津波を伴うことが多いです。

同じトラフ沿いで複数の地震が連動して発生することがあります。

 

1. 684年 白鳳地震

  • 発生年: 684年
  • 特徴: 日本書紀に記録がある古代の大地震で、津波被害が報告されています。地震の規模は推定でマグニチュード8.4とされています。

2. 887年 仁和地震

  • 発生年: 887年
  • 特徴: 津波による甚大な被害が報告されています。京都や大阪の広範囲で建物が倒壊したと伝えられています。マグニチュードは8.0~8.5と推定されています。

3. 1099年 永長地震

  • 発生年: 1099年
  • 特徴: 地震と津波が同時に発生し、沿岸地域に大きな被害をもたらしました。地震の規模はマグニチュード8.0前後と推定されています。

4. 1361年 正平地震(康安地震)

  • 発生年: 1361年
  • 特徴: この地震は津波を伴い、瀬戸内海沿岸に甚大な被害をもたらしました。津波が内陸深くまで押し寄せた記録が残っています。推定マグニチュードは8.4~8.5です。

5. 1498年 明応地震

  • 発生年: 1498年
  • 特徴: この地震では大津波が発生し、紀伊半島や東海地方に甚大な被害をもたらしました。津波によって多くの死者が出たと記録されています。推定マグニチュードは8.6です。

6. 1605年 慶長地震

  • 発生年: 1605年
  • 特徴: 慶長地震では、大規模な津波が発生し、四国や東海地方の沿岸地域で大きな被害を引き起こしました。津波による被害が特に大きかったことが特徴で、マグニチュード7.9~8.1と推定されています。

7. 1707年 宝永地震

  • 発生年: 1707年
  • 特徴: 南海トラフ地震の中で最も有名で、日本全土に甚大な被害を与えた地震です。津波と火山活動(富士山の宝永噴火)を引き起こし、関東地方でも被害が報告されました。マグニチュードは推定8.6~8.7です。

8. 1854年 安政地震

  • 発生年: 1854年
  • 特徴: この地震は安政南海地震と呼ばれ、南海トラフ沿いで連動型の地震として発生しました。津波と火災が発生し、多数の死者と被害が報告されています。マグニチュードは8.4~8.6とされています。

9. 1944年 昭和東南海地震

  • 発生年: 1944年
  • 特徴: 第二次世界大戦中に発生した地震で、東南海地方に甚大な被害をもたらしました。地震による建物の倒壊や津波による浸水被害が発生し、死者・行方不明者数は約1,200人に上りました。マグニチュードは8.0です。

10. 1946年 昭和南海地震

  • 発生年: 1946年
  • 特徴: 1944年の昭和東南海地震に続く形で発生し、四国や紀伊半島に甚大な被害をもたらしました。津波が沿岸部を襲い、約1,300人の死者・行方不明者が報告されています。マグニチュードは8.0~8.1です。

 

南海トラフ地震被害想定県別に紹介!震度や死者数も調査まとめ

南海トラフ地震の被害想定は、県別に公表されていますが、日本全体に深刻な影響をもたらすことが予測されています。

特に沿岸部の都道府県では、津波による被害が心配され、高層建物の倒壊や火災なども重なり、死者数が大きくなる可能性があります。

2024年8月8日夕方に宮崎県で震度6の地震が発生したことで、近く南海トラフ地震が起きる可能性が高まりました。

これらの情報を元に、各自で防災計画を見直し、いざという時のための備えを万全にしておくことが大切です。

以上、南海トラフ地震被害想定県別に紹介し、震度や死者数も調査いたしました!

 

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